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財産を相続させる目的の養子縁組

【質問】

私には長男と二男の2人の子どもがいます。現在は長男夫婦と同居しています。

長男は,親思いで私たちの面倒をよく見てくれています。一方,二男は遊び歩いてばかりで,家に寄り付こうともしません。

私ももう80歳をすぎた高齢ですから,そろそろ相続について考えようと思っています。

いままでのこともありますので,できれば二男には相続させたくないと思います。そこで,二男に遺産を分けずに,孫である長男の子どもに相続させたいと思います。

そこで,長男の子どもを私の養子にしたいと思うのですが,可能でしょうか。

 

【回答】

養子縁組が有効に成立するためには,縁組の届出とともに(形式要件),縁組意思が必要です(実質要件)。縁組意思を欠く養子縁組は無効です(民法802条1号)。

縁組意思の内容については,実質的意思説と形式的意思説の対立がありますが,判例は一貫して実質的意思説の立場を採っています。

もっとも,実質的意思説にいう,「養親子関係を設定しようとする意思」とは何かを具体的にとらえること及び意思の存否についての判断基準を定めることは困難なことと言わざるを得ません。

縁組意思の具体的な内容は,個々の縁組における当事者の目的,生活関係などによって異なり,一義的に定められるものではありません。

 

ご質問の場合,養子縁組は養子となる者が尊属又は年長者でなければ誰を養子としてもよいことから,あなたの長男の孫を養子とする縁組も認められます。

もっとも,ご質問の場合,養子縁組の目的は二男の相続分を減らすことにありますので,縁組意思が認められるかどうかが問題となります。

この点,相続を目的とする縁組であっても,当事者間に真に親子関係をつくる意思があれば,縁組意思は認められ,縁組は有効と言えます。

二男の相続分を減らしたいという意図があっても,それは縁組の動機にすぎず縁組意思を否定するものとまでは言うことはできないでしょう。

 

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